2023年の出来事とは
2023年は、世界的にはウクライナ情勢が続くなか、10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まり、 国際情勢が大きく動いた年でした。 日本では、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、社会がコロナ前の日常を取り戻していった一方、 G7広島サミット、WBCの侍ジャパン優勝、福島第一原発の処理水海洋放出、 ジャニーズ事務所を巡る性加害問題、自民党派閥の政治資金問題など、 大きなニュースが相次ぎました。
2023年・月別一覧
2023年の事件・出来事を月ごとに見る
2023年1月
新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた新年一般参賀が3年ぶりに行われました。 愛子さまも初めて出席されました。
駒澤大学が2年ぶり8度目の総合優勝。 出雲・全日本・箱根の大学駅伝3冠も達成しました。
フランス、イタリア、英国、カナダ、米国を訪問し、 G7広島サミットなどを見据えた外交を展開しました。
日本の水際対策強化への対抗措置とみられる形で、中国側が日本人へのビザ発給を停止しました。
エーザイがアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の国内承認を申請し、 新しい認知症治療への期待が高まりました。
試験中のスマートフォン使用を巡る問題が発生し、 入試における不正対策が改めて注目されました。
食品や電気・ガスなどの値上げが続き、 春闘での賃上げや政府の物価高対策が大きな関心を集めました。
音楽家の高橋幸宏さんが死去。 YMOのメンバーとして世界的に活動した人物の訃報が大きく報じられました。
数々の世界大会で活躍した車いすテニスの国枝慎吾さんが現役引退を表明しました。
2023年2月
LGBTや同性婚に関する首相秘書官の発言が問題となり、 政府の姿勢や性的少数者を巡る議論が大きくなりました。
囲碁の仲邑菫さんが13歳11か月で女流棋聖を獲得し、史上最年少タイトル記録を更新しました。
SNSなどで実行役を集める強盗事件が相次ぎ、 フィリピンの入管施設に収容されていた人物との関連も注目されました。
東京五輪・パラリンピックの大会運営業務を巡る談合事件で、 大会組織委員会元次長や電通幹部らが逮捕されました。
「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」などで知られる漫画家の松本零士さんが死去しました。
日本の新型主力ロケットH3の初号機で打ち上げが直前に中止となり、 日本の宇宙開発が大きく注目されました。
上野動物園で人気を集めたジャイアントパンダのシャンシャンが中国へ返還されました。
新型コロナ対策として続いてきたマスク着用について、 3月から個人の判断を基本とする方針が示されました。
2023年3月
中学校に刃物を持った少年が侵入し、教員が切りつけられる事件が発生しました。
車いすテニス界で長く活躍した国枝慎吾さんへの国民栄誉賞授与が決定。 パラアスリートでは初の受賞となりました。
H3ロケット初号機は打ち上げられましたが、2段目エンジンが点火せず、 地球観測衛星「だいち3号」も失われました。
ワールド・ベースボール・クラシックが開幕。 侍ジャパンへの注目が一気に高まりました。
新型コロナ対策としてのマスク着用が個人の判断を基本とする形に変更され、 社会の正常化がさらに進みました。
袴田巌さんを巡る事件で再審開始が確定し、 長年続いてきた冤罪を巡る問題が改めて注目されました。
日本代表が米国を破ってWBC優勝。 大谷翔平選手が最後にトラウト選手を三振に打ち取る場面も歴史的な瞬間となりました。
大手企業を中心に高い水準の賃上げ回答が相次ぎ、 長く続いたデフレからの転換が注目されました。
2023年4月
子ども政策の司令塔となるこども家庭庁が発足しました。
条件付きで運転操作をシステムが担う自動運転レベル4の運行制度が始まりました。
世界的な音楽家の坂本龍一さんが71歳で死去。 YMOや映画音楽など幅広い分野で世界的な功績を残しました。
陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶ち、 第8師団長ら10人が搭乗していました。
全国で統一地方選挙が行われ、地方政治のあり方や少子化対策などが争点となりました。
和歌山市の漁港で岸田首相が演説を予定していた際、 男が爆発物を投げ込む事件が発生。首相は無事避難しました。
内戦状態となったスーダンから自衛隊機などを使って日本人らの退避が行われました。
山梨学院が選抜高校野球大会で初優勝し、 山梨県勢として春夏を通じて初の全国制覇となりました。
2023年5月
石川県能登地方を震源とする地震が発生し、珠洲市で最大震度6強を観測。 建物被害などが発生しました。
新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類になり、 行動制限などが大幅に緩和されました。
東京・銀座の高級時計店に複数の男が押し入り、 白昼の繁華街での大胆な強盗事件として大きな話題になりました。
G7広島サミットが開催され、各国首脳が広島に集結。 原爆資料館をG7首脳がそろって訪問しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領が電撃的に広島を訪問し、 G7サミットに参加しました。
長野県中野市で猟銃や刃物によって警察官を含む男女4人が死亡する事件が発生。 容疑者は住宅に立てこもった後、逮捕されました。
「PERFECT DAYS」に主演した役所広司さんがカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞しました。
ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、 事務所による会見や社会的な検証を求める動きが強まりました。
2023年6月
藤井聡太さんが20歳10か月で名人位を獲得し、 羽生善治九段以来となる史上2人目の七冠を達成しました。
台風2号と梅雨前線の影響で西日本から東日本にかけて大雨となり、 河川の氾濫や浸水などの被害が出ました。
元参議院議員のガーシー容疑者が著名人らを脅迫したなどとして逮捕され、 国会欠席などと合わせて社会的な注目を集めました。
マイナンバーカードと健康保険証を一体化することなどを盛り込んだ改正法が成立しました。
陸上自衛隊の射撃場で隊員が小銃を発射し、 自衛官3人が死傷する事件が起きました。
藤井聡太棋聖がタイトルを防衛し、 七冠保持を続ける形となりました。
天皇皇后両陛下がインドネシアを公式訪問し、 国際親善活動を行われました。
少子化がさらに進み、出生数や合計特殊出生率の低下が大きな社会問題となりました。
2023年7月
国際原子力機関が福島第一原発の処理水海洋放出計画について、 国際的な安全基準に合致するとした報告書を公表しました。
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件から1年。 奈良県で追悼行事などが行われました。
福岡県や佐賀県、大分県などで猛烈な雨が降り、 河川の氾濫や土砂災害が発生しました。
中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求や 街路樹問題などが大きな社会問題となりました。
車いすテニスの小田凱人選手がウィンブルドンを制覇。 若い世代のパラスポーツ選手として注目を集めました。
オーストラリアとニュージーランドで女子ワールドカップが開幕。 なでしこジャパンにも大きな期待が集まりました。
日本の人口減少が全国規模に及んでいることが改めて注目されました。
ChatGPTなどの生成AIが急速に普及し、 学校教育での利用方法や注意点について国が指針を示しました。
2023年8月
トヨタ自動車が四半期ベースで営業利益1兆円を超え、 日本企業として初めての大きな節目となりました。
日本女子代表がノルウェーを破ってベスト8入り。 その後スウェーデンに敗れ、4強入りはなりませんでした。
広島への原爆投下から78年。 平和記念式典が行われ、核兵器廃絶を求める声が改めて発信されました。
投打二刀流で活躍する大谷翔平選手が、 史上初となる2年連続の2桁勝利・2桁本塁打を達成しました。
終戦から78年となり、日本武道館で全国戦没者追悼式が行われました。
台風7号の影響で東海道新幹線などの交通が大きく乱れ、 お盆休みの移動にも影響が出ました。
慶応高校が仙台育英を破り、 1916年以来107年ぶりとなる夏の甲子園優勝を果たしました。
東京電力が福島第一原発のALPS処理水の海洋放出を開始。 国内外で大きな議論を呼びました。
2023年9月
関東大震災から100年となり、各地で追悼行事や防災に関する取り組みが行われました。
バスケットボール男子日本代表がカボベルデを破り、 48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めました。
米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡る訴訟で、 最高裁が沖縄県の上告を退けました。
ジャニーズ事務所が創業者による性加害問題について事実を認めて謝罪し、 企業としての対応が大きく注目されました。
台風13号や前線の影響で関東・東海地方を中心に大雨となり、 浸水などの被害が発生しました。
阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ優勝。 岡田監督の「アレ」という表現も流行語のように広まりました。
オリックス・バファローズがパ・リーグを制し、 3年連続のリーグ優勝を決めました。
岸田首相が内閣改造を行い、女性閣僚を過去最多に並ぶ5人とする新体制を発足させました。
2023年10月
消費税の仕入れ税額控除に関する新制度「インボイス制度」が始まり、 事業者の経理や取引への影響が注目されました。
大谷翔平選手が44本塁打を放ち、 日本人選手として初めてメジャーリーグの本塁打王となりました。
ジャニーズ事務所が社名をSMILE-UP.に変更し、 被害者への補償を中心とする会社へ移行しました。
藤井聡太さんが王座戦を制し、将棋の8つのタイトルをすべて獲得。 史上初の八冠を達成しました。
鳥島近海を震源とする地震などを受け、 伊豆諸島などに津波注意報が発表されました。
政府が旧統一教会に対する解散命令を裁判所に請求。 宗教法人を巡る問題が大きな節目を迎えました。
フランス大会で日本代表はアルゼンチンに敗れ、 2大会連続のベスト8入りはなりませんでした。
LGBT理解増進法の施行後も、性的少数者の権利や制度を巡る議論が続きました。
2023年11月
阪神がオリックスとの日本シリーズを制し、 1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝きました。
税金滞納などが問題となっていた神田憲次財務副大臣が辞任しました。
創価学会名誉会長の池田大作氏が死去。 95歳でした。
大谷翔平選手がア・リーグMVPに選ばれ、 史上初めて2度の満票MVPを獲得しました。
物価高などの影響で国内総生産がマイナス成長となり、 日本経済の先行きが注目されました。
東京・港区に麻布台ヒルズが開業。 330メートルの森JPタワーが当時日本一高いビルとなりました。
サイバー攻撃の影響でLINEアプリ利用者情報などが流出した可能性が公表され、 個人情報管理が注目されました。
米軍のCV22オスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落し、 搭乗していた8人全員が死亡しました。
2023年12月
自民党安倍派などを巡り、政治資金パーティーの収入を議員側に還流していた疑いが報じられ、 年末の政治を大きく揺るがす問題となりました。
屋久島沖での墜落事故を受け、米軍がオスプレイの運用を停止。 国内でも安全性への懸念が高まりました。
36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件の裁判が結審し、 検察は死刑を求刑しました。
フィギュアスケート女子の坂本花織選手がグランプリファイナルで初優勝しました。
大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースへの移籍を発表。 10年総額7億ドルという大型契約も世界的な話題となりました。
自民党派閥の政治資金問題を巡り、東京地検特捜部が安倍派と二階派の事務所を捜索しました。
ダイハツ工業で認証試験の不正が発覚し、 国内で販売するほぼすべての車種の出荷が停止されました。
政治資金問題を受けて安倍派所属の閣僚らが交代し、 岸田政権にとって大きな打撃となりました。
オリックスの山本由伸投手がドジャースと大型契約を結び、 大谷翔平選手との日本人コンビが誕生することになりました。
2023年を振り返ると
2023年は、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、 社会が本格的にコロナ前の日常へ戻っていったことが大きな特徴です。
スポーツでは、WBCで侍ジャパンが優勝し、 大谷翔平選手や藤井聡太さんなど、日本を代表するスターの活躍が目立ちました。
一方で、G7広島サミット、福島第一原発の処理水海洋放出、 ジャニーズ事務所の性加害問題、ビッグモーター問題、 自民党派閥の政治資金問題など、社会や政治を大きく揺るがす出来事も相次ぎました。
災害では、台風や豪雨、石川県能登地方の地震などが発生し、 防災やインフラの重要性も改めて意識された一年でした。