レコードのサイズと回転数早見ガイド
レコードを再生するときは、盤の直径だけでなく回転数(RPM)も確認します。サイズや見た目から回転数を決めつけず、盤面のラベルやジャケットの表記を確かめてからターンテーブルを設定しましょう。
7・10・12インチと33 1/3・45・78回転の基本を早見表にまとめました。
サイズと回転数の早見表
| 直径の目安 | よく見かける形式 | 回転数の例 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 7インチ(約17cm) | シングル盤など | 45回転がよく使われる。33 1/3回転の盤もある。 | 大きなセンターホールの盤では、プレーヤー用アダプターが必要な場合があります。 |
| 10インチ(約25cm) | EP、旧盤など | 33 1/3、45、78回転など盤によって異なる。 | サイズだけで速度を判断せず、盤の表示を確認。 |
| 12インチ(約30cm) | LP、12インチシングルなど | 33 1/3回転が多い。45回転などもある。 | 同じサイズでも収録形式や作品によって速度が違います。 |
大切:サイズは回転数を決める目安になりません。盤面のラベルやジャケット、再発盤なら販売時の商品説明にある速度表示を確認してください。
レコードのサイズ
サイズ表記は盤の直径をインチで示します。一般的な目安として、7インチはシングル盤、12インチはLPなどでよく見かけ、10インチ盤も流通しています。ただし、サイズと作品の種類は必ずしも一対一で対応しません。
- 7インチ:小型のシングル盤などでよく使われるサイズ。中央穴の大きさは盤によって異なります。
- 10インチ:旧盤やEPなどで見られる中間サイズ。回転数も複数あります。
- 12インチ:LPや12インチシングルなどに使われるサイズ。33 1/3回転・45回転のどちらもあります。
直径は盤を安全に持てる場所で確認し、溝のある面には触れないようにします。プレーヤーの自動サイズ選択やアームの設定を使う場合は、機器の説明書に従ってください。
回転数(RPM)
RPMは「1分間に何回転するか」を表します。33 1/3、45、78などの表示があり、ターンテーブル側の速度設定と盤の指定が合っていないと、音程や再生時間が正しくなりません。
| 表記 | 再生時の確認 |
|---|---|
| 33 1/3 RPM | プレーヤーの33回転(または33 1/3)設定を選ぶ。 |
| 45 RPM | 45回転設定を選ぶ。盤のセンターホールに応じてアダプターを使うことがあります。 |
| 78 RPM | 78回転に対応したプレーヤーか確認。針・カートリッジも盤に適合するか調べる。 |
古い78回転盤は材質や溝の仕様が一般的な現代のLP・シングル盤と異なる場合があります。回転数だけ合わせて再生せず、プレーヤーや針の適合性を確認してください。
再生前の確認手順
- 盤面の表示を見る:ラベル、盤の刻印、ジャケットの仕様表示に速度が書かれているか確認します。
- プレーヤーの速度を合わせる:指定の回転数を選択。選択肢にない速度の盤なら、対応機器か確認します。
- センターホールを確認:スピンドルに合わない大きな穴の場合、適合するアダプターが必要か取扱説明書を確認します。
- 盤の直径に合わせる:手動で針を置く場合は、盤のサイズに対応する位置へ慎重にアームを移動します。
- 再生を始める:針先や盤面に異常がないか確認し、無理な力をかけずに操作します。
オートプレーヤーの場合も、サイズや速度の自動判定に任せきりにせず、盤の仕様と機器の設定が合っているか確認しましょう。
よくある思い込み
| 思い込み | 実際の確認ポイント |
|---|---|
| 7インチなら必ず45回転 | 33 1/3回転の7インチ盤もあります。盤の表示が優先です。 |
| 12インチなら必ずLPで33 1/3回転 | 12インチの45回転盤などもあります。サイズだけでは決まりません。 |
| 78回転に設定すれば古い盤は何でも再生できる | 盤の材質・溝と針の適合、プレーヤー対応を確認します。 |
| センターホールの大きさはサイズから分かる | 同じ直径でも穴の形状は異なることがあります。適合するアダプターを用意します。 |
購入・再生前チェック
- 盤の直径と回転数をそれぞれ確認した
- ターンテーブルが指定回転数に対応している
- 78回転盤の場合、針やカートリッジの適合性も調べた
- センターホールがプレーヤーに合い、必要ならアダプターを用意した
- 自動再生機能を使う場合、対応サイズを説明書で確認した
中古盤の状態記号については、中古レコードの状態表記を読むガイドもご覧ください。サイズ・回転数の仕様と盤質は別の情報なので、両方確認すると安心です。