クリーニング店用語集


クリーニング店で衣類を預けるときや、洗濯表示を確認するときに役立つ用語をまとめました。サービスの流れから洗浄方法、加工、素材、受付時の確認事項まで、カテゴリごとに紹介します。

このページについて
適した処理や仕上がりは、衣類の素材、縫製、装飾、汚れ、過去の状態などによって異なります。洗濯表示は大切な目安ですが、状態によって表示通りの処理が難しい場合もあります。気になる汚れや傷は受付時に伝え、店舗にご相談ください。

目次

クリーニング店のサービス

クリーニング

衣類や繊維製品などを、素材や汚れに応じた方法で洗浄・仕上げするサービスです。

店舗型クリーニング

店頭で品物を預かり、工場などで洗浄・仕上げした後に返却する形態です。店舗によって受付や加工の内容が異なります。

取次店

受付や引き渡しを行い、実際の洗浄・仕上げは別の工場で行う店舗です。加工を担当する事業者や納期を確認すると安心です。

自家処理店

店舗内または自社設備で、預かった品物の洗浄・仕上げ工程を行うクリーニング店を指すことがあります。

工場

預かった品物を選別、洗浄、乾燥、仕上げする施設です。店舗と工場の役割分担は事業者によって異なります。

集配サービス

自宅や職場などへ品物を受け取りに行き、仕上がった品物を届けるサービスです。対象地域、料金、受け渡し方法を確認します。

即日仕上げ

預かりから返却までを短時間で行うサービスです。受付時刻、対象品、追加料金、仕上がり時刻などの条件があります。

会員料金

会員登録や会員証の提示などを条件に適用される料金です。入会費、年会費、割引の対象を確認します。

保管サービス

クリーニング後の衣類を一定期間預かるサービスです。保管環境、返却時期、送料、保管料を確認します。

しみ抜き

通常の洗浄だけでは落ちにくい部分的な汚れを、しみの種類や生地に合わせて処理することです。必ず除去できるとは限らず、受付時の相談が大切です。

受付から返却まで

受付

品物を預け、希望する仕上がりや納期などを店舗に伝える手続きです。ポケットの中身、付属品、気になる汚れや傷を一緒に確認します。

検品

預かった品物の種類、素材表示、汚れ、破れ、ボタンや装飾などを確認することです。気になる点は受付時に伝え、必要に応じて記録を残します。

タグ付け

品物と受付伝票を照合できるよう、番号札などを付ける工程です。外れやすい装飾品などは事前に相談します。

仕分け

素材、色、汚れ、洗浄方法などに応じて品物を分けることです。

前処理

本洗いの前に、目立つ汚れやしみへ部分的な処理を行うことです。素材やしみの状態によって方法は変わります。

洗浄

水や溶剤、洗剤などを使って汚れを落とす工程です。洗濯表示と品物の状態を確認して方法を選びます。

乾燥

洗浄後の水分や溶剤を取り除く工程です。タンブル乾燥、自然乾燥などがあり、衣類の素材や形に合わせて行います。

仕上げ

アイロンやプレス、蒸気などを使って形を整える工程です。品物のデザインや素材に応じて方法が異なります。

包装

仕上がった品物をカバーなどで保護して返却するための準備です。持ち帰り後の保管方法は素材や包装の説明を確認します。

納期

預けた品物を受け取れる予定日や時刻です。特殊加工、繁忙期、品物の状態によって変わる場合があります。

引き取り

仕上がった品物を店頭や配送で受け取ることです。受け取り時に品物と伝票を照合し、仕上がりを確認します。

洗浄方法・加工

ドライクリーニング

水の代わりに有機溶剤を使って洗う方法です。油性の汚れに適した性質がありますが、水溶性の汚れなどは別の処理が必要な場合があります。

石油系溶剤

ドライクリーニングに使われる溶剤の一種です。使用する溶剤や処理の強さは設備や品物の表示に応じて異なります。

パークロロエチレン

ドライクリーニングに用いられる溶剤の一種です。洗濯表示のクリーニング記号に対象溶剤として示される場合があります。

ランドリー

水と洗剤を使い、比較的丈夫な品物などを洗う方法を指すことがあります。業界での対象品や工程の説明は事業者によって異なります。

ウェットクリーニング

クリーニング店が専門技術で行う水洗いと仕上げです。家庭での洗濯とは設備や管理方法が異なります。

水洗い

水を使って洗浄する方法です。衣類の洗濯表示や色落ち、縮み、形くずれの可能性を考慮して行います。

手仕上げ

機械プレスだけでなく、アイロンなどで部分ごとに形を整える仕上げ方法です。対象品や料金は店舗に確認します。

撥水加工

生地の表面に水をはじきやすくする加工です。防水とは異なり、効果の程度や持続性は素材・加工・使用状況で変わります。

折り目加工

ズボンのセンターラインなどに折り目を付け、保ちやすくする加工です。素材や加工方法によって仕上がりや持続性が異なります。

防虫加工

衣類を虫害から守ることを目的とする加工です。効果や持続期間は加工内容や保管環境によります。

防カビ加工

カビの発生を抑えることを目的とした加工です。保管環境によってはカビを完全に防げるとは限りません。

汗抜き

汗など水溶性の汚れを落とす目的で行う追加処理の呼び方です。店によって方法や対象品、料金が異なるため事前に確認します。

復元加工

変色や風合いの変化などを、可能な範囲で改善する処理を指すことがあります。状態によって仕上がりは異なり、元通りになる保証ではありません。

衣類・洗濯表示

取扱表示(洗濯表示)

衣類などの適切な洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニング方法を示す記号です。表示は品物を扱う際の重要な目安になります。

洗濯おけ記号

家庭での洗濯処理を示す記号です。数字は洗濯液の上限温度、下線は処理の強さなどを表します。

漂白記号

漂白処理の可否や使用できる漂白剤の種類を示す三角形の記号です。

乾燥記号

タンブル乾燥や自然乾燥の方法を示す四角形の記号です。

アイロン記号

アイロン仕上げの可否や温度の目安を示す記号です。

クリーニング記号

円形の記号で、ドライクリーニングやウェットクリーニングの可否、処理の強さを示します。

弱い処理

洗濯表示の下線などで示される、通常より弱い処理を表す区分です。記号ごとの意味を確認し、店舗にも相談します。

付記用語

洗濯表示記号だけでは伝わらない取扱い上の注意を補う文章です。「ネット使用」などの具体的な注意が記される場合があります。

組成表示

衣類などに使われる繊維の種類と混用率を示す表示です。素材の確認や適切な処理の参考になります。

洗濯表示の×印

該当する処理ができないことを示す記号です。表示された処理は避け、別の方法を店舗に相談します。

素材・汚れ・仕上がり

ウール

羊毛を原料とする繊維です。水や熱、摩擦で縮みや風合いの変化が起きる場合があるため、表示に沿った処理が必要です。

シルク

蚕の繭から作られる繊維です。水や摩擦、光などの影響を受けやすい品物があり、素材表示と装飾を確認して扱います。

カシミヤ

カシミヤ山羊の毛を使った繊維です。柔らかな風合いを持ち、摩擦や熱などに注意が必要な場合があります。

レーヨン

再生セルロース繊維の一種です。水に濡れたときに寸法や風合いが変化しやすい製品があるため、表示を確認します。

合成皮革

布地などの表面に樹脂を加工して、革に似せた素材です。樹脂の劣化や剥離が起きることがあり、クリーニングできない場合もあります。

色落ち

染料や顔料が処理によって移動・脱落し、色が変わったり他の部分へ移ったりすることです。

縮み

洗浄や乾燥などによって衣類の寸法が小さくなる現象です。素材や織り方、縫製、過去の処理などが関係します。

型くずれ

洗浄や乾燥、着用などによって衣類の形が変わることです。芯地や縫製、素材の状態などが影響します。

毛玉

繊維が摩擦などで絡み合い、表面に玉状に生じたものです。素材や着用状況によってできやすさが異なります。

黄ばみ

皮脂や汗、保管中の変化などで生地が黄色く見える状態です。原因や経過時間によって処理の可否が変わります。

水溶性の汚れ

水に溶けやすい性質の汚れです。汗や飲料などが例ですが、時間が経つと落ちにくくなる場合があります。

油性の汚れ

油になじみやすい性質の汚れです。化粧品や食用油などが例で、適した処理は素材や汚れの状態で変わります。

しみ

生地に付着・浸透した部分的な汚れです。原因が分かる場合は受付時に伝えると、処理方法を検討しやすくなります。

受付・トラブル予防

受付伝票

預かった品物、点数、加工内容、料金、納期などを記録する伝票です。品物と控えの記載が合っているか確認します。

預かり証

品物を預けたことを示す書類や控えです。返却時まで保管し、受け取りの際に提示します。

ポケット確認

預ける前にポケットの中身を取り出す確認です。紙片、鍵、ペン、現金などの混入を防ぐため、店舗と一緒に確認します。

付属品

ボタン、ベルト、ファー、取り外し可能な装飾など、衣類に付いている部品です。取り外しの要否や預かり方法を受付時に相談します。

しみの申告

汚れの場所、種類、付着時期などを受付時に伝えることです。原因が特定できると処理を検討する助けになります。

仕上がり確認

受け取り時に品物の種類、点数、仕上がり、付属品などを確かめることです。気になる点は早めに店舗へ相談します。

再処理

仕上がりに気になる点がある場合などに、店舗へ相談して追加の処理を行うことです。対応条件や期間は店舗の説明を確認します。

賠償基準

クリーニング事故が起きた場合の賠償判断に用いられる基準です。適用条件や計算方法があるため、個別の相談は店舗や消費生活相談窓口へ確認します。

クリーニング事故

品物の紛失、破損、変色など、預けた品物に関して発生した問題を指す一般的な呼び方です。受付時の状態や伝票、表示などの記録が確認に役立ちます。

保管用カバー

返却時に衣類を覆う包装材です。ビニールカバーは持ち帰り用の保護が目的の場合があるため、長期保管時の扱いは店舗や衣類表示に従います。

参考情報

衣類の取扱表示

消費者庁の案内では、洗濯表示の記号と意味を確認できます。表示の改正情報を含むため、最新の公式情報を参照してください。

公的な参考情報
消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
経済産業省「知ろう!衣類の『取扱表示』の記号と意味」
消費者庁 消費者教育ポータルサイト「洗濯の心得~洗濯とクリーニングの基本~」
表示やサービスの内容は、品物や店舗によって異なります。個別の取扱いは衣類の表示と店舗の説明をご確認ください。

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最終更新日:2026年9月