船釣り 用語集
船釣りでは、船上の場所や道具、魚を狙う水深、潮の動きなどに独特の言葉が使われます。このページでは、釣行の基本から仕掛け、釣り方、海況まで、よく見聞きする用語をまとめました。
釣り方や道具の使い方は、魚種、海域、船、季節などで異なります。ここでは一般的な意味を紹介しています。乗船時は船長・船宿の案内に従い、ライフジャケットを適切に着用してください。採捕できる魚種や時期、漁具・漁法などのルールは地域や状況によって異なるため、釣行前に最新情報をご確認ください。
目次
船釣り・釣行の基本
船釣り
船に乗って海上から魚を狙う釣りです。釣り方や必要な道具は、対象魚や船、海域によって異なります。
遊漁船
釣り客を乗せて釣り場へ案内する船です。利用時は船宿の案内や地域のルールを確認します。
船宿
遊漁船の予約や受付、釣り方・集合場所などの案内を行う事業者や施設を指す呼び方です。
乗合船
複数の釣り客が同じ船に乗り合わせる運航形態です。釣り座や集合時間などの決まりは船宿によって異なります。
仕立船
グループなどが船を貸し切って利用する形態です。利用条件や料金は船宿に確認します。
釣り座
船上で釣りをする位置です。船長や船宿の案内、当日の状況に応じて決まります。
ミヨシ
船首側の釣り座や船首部分を指す呼び方です。船によって範囲や席順が異なる場合があります。
トモ
船尾側の釣り座や船尾部分を指す呼び方です。
胴の間
船の中央付近の釣り座を指します。
右舷・左舷
船首に向かって右側を右舷、左側を左舷と呼びます。
出船
船が港を出て釣り場へ向かうことです。出船時刻や集合時刻は船宿の案内に従います。
沖上がり
釣りを終了して港へ戻り始めることです。時刻は船宿や釣行内容により異なります。
釣行
釣りに出かけることです。船釣りでは天候や海況、船宿の出船判断を確認して計画します。
船酔い
船の揺れなどで気分が悪くなる状態です。体調や対策について不安があれば、事前に医療専門家へ相談します。
ライフジャケット
水上での転落などに備えて着用する救命胴衣です。遊漁船の案内や法令上の条件に従い、適切に着用します。
竿・リール・仕掛け
船竿
船釣りで使う竿の総称です。対象魚、オモリ負荷、釣り方に合う仕様を選びます。
調子
竿がどの位置からどのように曲がるかを表す言葉です。メーカーや釣り方で表現に差があります。
オモリ負荷
竿が使用を想定するオモリの重さの目安です。竿の表示やメーカーの説明を確認します。
スピニングリール
スプールの周りをローターが回転して糸を巻き取るリールです。投げ釣りやライトな船釣りなどで使われます。
両軸リール
スプールが回転して糸を巻き取るリールです。船釣りで幅広く使われ、カウンター付きの機種もあります。
電動リール
電動モーターで糸を巻き上げる機能を備えたリールです。電源や操作方法、対応するオモリ負荷は機種ごとに確認します。
ドラグ
魚の引きに応じて糸を送り出し、糸切れや竿への過負荷を抑えるリールの機構です。
カウンター付きリール
糸の放出量や水深の目安を表示するカウンターを備えたリールです。表示値は糸巻き量や設定に左右される場合があります。
道糸
リールに巻く主な釣り糸です。PEラインやナイロンラインなどがあります。
PEライン
ポリエチレン繊維を編んだ釣り糸です。細くても強度を得やすい性質があり、伸びが少ない傾向です。
リーダー
道糸の先端に結ぶ別素材の糸です。擦れへの対策や仕掛けとの接続に使われます。
ハリス
釣り針を道糸や仕掛けにつなぐ糸です。対象魚や釣り方に応じた太さ・長さを選びます。
仕掛け
釣り糸、釣り針、オモリ、浮きなどを組み合わせた釣具の構成です。
サビキ仕掛け
複数の疑似餌付きの針を枝状に並べた仕掛けです。船の釣り物や地域により仕様が異なります。
天秤
仕掛けやオモリを道糸から離して取り付けるための金属製などの器具です。糸絡みを抑える用途で使われます。
オモリ
仕掛けを沈めたり、狙う水深を保ったりするための錘です。重さや形状は船宿の指定に従います。
テンビン仕掛け
天秤を使い、オモリやハリスを接続する仕掛けです。
胴突き仕掛け
幹糸から複数の枝スを出し、オモリを仕掛けの下部に付ける構成の仕掛けです。
釣り針(フック)
魚を掛けるための針です。形、サイズ、軸の太さなどが釣り方によって異なります。
スナップ
仕掛けやルアーを交換しやすくする金属製の接続具です。強度や形状を用途に合わせて選びます。
タモ(玉網)
掛かった魚を水面からすくい上げる網です。船上では船長や同乗者の案内に従って使用します。
釣り方・操作
餌釣り
生き餌や加工餌などを針に付けて魚を狙う釣り方です。
ルアー釣り
魚に似せた疑似餌を操作して魚を誘う釣り方です。
ジギング
金属製などのジグを沈め、竿やリールを操作して魚を誘うルアー釣りです。
タイラバ
鯛ラバと呼ばれる仕掛けを使い、一定の操作で魚を誘う釣り方です。仕掛けや操作の流儀は地域・船宿で異なります。
テンヤ釣り
オモリと針が一体になったテンヤに餌などを付けて魚を狙う釣り方です。
一つテンヤ
主に一つのテンヤを使い、餌を付けて魚を狙う釣り方の呼び方です。対象魚や地域により仕掛けは異なります。
泳がせ釣り
生きた小魚などを餌として泳がせ、大型魚を狙う釣り方です。
落とし込み釣り
仕掛けを狙う水深まで落とし、魚の反応を探りながら釣る方法です。釣り物や地域により仕掛けの意味が異なることがあります。
コマセ釣り
撒き餌(コマセ)を使って魚を寄せ、付け餌を食わせる釣り方です。使用可否や方法は船宿の指示に従います。
タナ
魚がいる水深や、仕掛けを置く水深のことです。船長の指示や魚探情報を参考にします。
底取り
仕掛けが海底に着いたことを確認する操作です。水深や潮流によって糸の出方が変わります。
底立ち
仕掛けを海底に着けた状態、または底を取って釣ることを指します。
誘い
竿やリールを動かして餌や仕掛けに動きを付け、魚に食い気を促す操作です。
聞き合わせ
仕掛けの重さや魚の反応を確かめながら、竿をゆっくり持ち上げる操作です。
アタリ
魚が餌や仕掛けに触れたときに竿先や糸に現れる反応です。
合わせ
アタリに応じて竿を動かし、針を魚に掛ける操作です。
フッキング
釣り針が魚に掛かること、または掛ける操作です。
やり取り
魚が掛かってから、竿やリールを使って取り込むまでの操作です。
取り込み
掛かった魚を船上へ上げることです。魚の大きさや周囲の釣り人に応じて安全に行います。
バラシ
掛かった魚が途中で針から外れて逃げることです。
根掛かり
仕掛けや針が海底の岩、海藻、障害物などに引っ掛かることです。
海況・潮・魚探
潮
海水の周期的な流れや満ち引きに関係する動きを指します。
潮汐
月や太陽の引力などによって起こる海面の周期的な昇降です。潮位表などで満潮・干潮の時刻を確認できます。
満潮・干潮
潮位が周期的に最も高くなる時刻を満潮、最も低くなる時刻を干潮と呼びます。
上げ潮・下げ潮
潮位が上昇していく過程を上げ潮、下降していく過程を下げ潮と呼びます。
潮流
潮汐などによって生じる海水の流れです。向きや速さは場所や時間で変わります。
潮止まり
潮の流れが弱くなる時間帯を指す釣り用語です。実際の流れ方は釣り場や天候によって異なります。
潮目
異なる流れや水温などの海水が接する境目として見られる線状の部分です。ごみや泡が集まることがあります。
海況
波、風、潮流、視界などを含む海の状態です。出船や釣行の可否は船長・船宿の判断に従います。
波高
波の高さを示す値です。予報値の見方や出船基準は情報提供元・船宿の案内を確認します。
風向・風速
風が吹く方角と速さです。船の揺れや釣りのしやすさに影響することがあります。
水深
水面から海底までの深さです。魚探や海図などで確認します。
魚群探知機(魚探)
超音波を使って水深や海底、魚の反応などを表示する機器です。表示内容の解釈には経験が必要です。
GPS
衛星測位システムです。船の位置記録や航行支援に利用されます。
ポイント
魚を狙う場所や海域を指す釣り用語です。
根
海底の岩礁や起伏など、魚が集まりやすい地形を指すことがあります。
対象魚・安全・マナー
マダイ
タイ科の魚で、船釣りの人気対象魚の一つです。地域や季節により釣り方が異なります。
アジ
アジ科の魚の総称として使われることが多く、船釣りではサビキやコマセなどの釣り方があります。
タチウオ
細長い体と銀色の体表が特徴の魚です。餌釣りやルアーなどで狙われます。
青物
ブリ、ヒラマサ、カンパチなど、回遊性の魚をまとめて呼ぶ釣り用語です。範囲は文脈で異なります。
根魚
岩礁や海底の障害物周辺に生息する魚の総称です。カサゴやメバルなどが例に挙げられます。
釣果
釣れた魚や、その結果を指します。魚種や尾数、サイズなどで表されます。
リリース
釣った魚を持ち帰らず、海へ戻すことです。魚の状態や地域のルールに配慮して行います。
キープ
釣った魚を持ち帰るために確保することです。サイズや数量などの規則を事前に確認します。
クーラーボックス
釣った魚や飲食物などを低温で保管するための保冷容器です。船上での置き場所や持ち込み条件を確認します。
氷締め
魚を氷水などで冷やして締める方法です。方法は魚種や船宿の案内によって異なります。
乗船名簿
乗船者の氏名や連絡先などを記載する名簿です。船宿の案内に従って正確に記入します。
船長の指示
出船、釣り場、仕掛け、釣り方、移動などに関する船長からの案内です。安全確保のため従います。
オマツリ
複数の釣り人の糸や仕掛けが絡むことです。絡んだときは周囲へ声をかけ、船宿の案内に従って解きます。
お祭り防止
隣の釣り人と糸が絡まないよう、投入の合図や釣り座の間隔などに配慮することです。
遊漁のルール
魚種や海域、時期、漁具・漁法などに定められた規則や指示です。地域ごとに内容が異なる場合があるため、最新情報を確認します。
船上マナー
釣り座を守る、仕掛け投入の合図に従う、道具や魚を周囲に配慮して扱うなど、同船者と安全に釣りをするための心がけです。