鉄道 用語集


鉄道に関するニュースや駅の案内、列車の仕組みを調べると、車両や線路、運行などの用語が出てきます。このページでは、鉄道の基本から運行・きっぷまで、よく使われる言葉を分野ごとにまとめました。

このページについて
用語の呼び方や意味は、鉄道事業者や路線、技術上の文脈によって異なる場合があります。列車の時刻、運賃、利用条件などは変更されることがあるため、実際の利用時は各鉄道事業者の案内をご確認ください。

目次

鉄道の基本

鉄道

レールを敷いた線路上を車両が走行し、人や貨物を運ぶ交通システムです。

鉄軌道

鉄道や軌道など、レールを用いる交通機関をまとめて指す言葉です。

路線

列車が運行する経路や、駅・線路などから構成される運輸区間を指します。

営業キロ

運賃計算などで用いる、路線の営業上の距離です。実際の線路の長さと異なる場合があります。

軌間(ゲージ)

左右のレール内側の間隔です。軌間の違いは車両や線路設備の互換性に関係します。

標準軌

日本では主に1,435mmの軌間を指す呼び方です。新幹線などで採用されています。

狭軌

標準軌より狭い軌間を指す一般的な呼び方です。日本の在来線には1,067mmの路線が多くあります。

単線

列車が走る本線の線路が、区間内で上下共用となる線路配置です。列車交換の設備が必要になる場合があります。

複線

上下方向の列車がそれぞれ別の線路を主に使用する線路配置です。

電化区間

列車へ電力を供給する設備が設けられた区間です。方式は路線によって異なります。

非電化区間

架線などによる電力供給設備を持たない区間です。気動車などが運行されます。

軌道

レールやまくらぎ、道床など、列車の走行を支える線路構造です。

線路

列車が走行するための通路や、その構造物・設備を含む言葉です。日常語と技術用語で範囲が異なる場合があります。

車両・編成

車両

人や貨物を運ぶため、鉄道の線路を走行する車です。

電車

電力を使って走行する鉄道車両です。モーター付き車両と付随車を組み合わせた編成が一般的です。

気動車

ディーゼルエンジンなどを動力として走る鉄道車両です。電化されていない路線でも運行できます。

客車

機関車などにけん引されて旅客を運ぶ車両です。

貨車

貨物を運ぶための鉄道車両です。用途に応じた構造があります。

機関車

自らの動力で列車をけん引する車両です。電気機関車やディーゼル機関車などがあります。

動力車

列車を動かすためのモーターやエンジンなどを備える車両です。

付随車

自走用の動力装置を持たず、動力車に連結して走行する車両です。

編成

複数の車両を連結して運転する列車のまとまりです。両数や車両の順序は列車によって異なります。

先頭車

編成の前端または後端に連結される車両です。運転台を備えるものが多くあります。

中間車

編成の先頭・最後尾以外に連結される車両です。

連結器

車両同士をつなぐ装置です。機械的な連結に加えて、電気・空気配管を接続する方式もあります。

パンタグラフ

架線から電車へ電力を取り込む集電装置です。屋根上に設置されるものが一般的です。

台車

車体を支え、車輪やばね、ブレーキなどを備える走行装置です。

車輪・車軸

レール上を転動する車輪と、それらをつなぐ軸です。

VVVFインバーター

電車のモーターへ供給する電力の周波数や電圧を制御する装置です。

モーター音

電車の加速や減速時などに聞こえる電動機・制御装置の音です。車両や制御方式によって異なります。

線路・設備

レール(軌条)

車輪を案内し、列車の荷重を受ける鋼製の部材です。

まくらぎ

レールを支え、軌間を保つ部材です。木製、コンクリート製などがあります。

道床

まくらぎを支え、列車荷重を路盤へ伝える構造です。砕石を用いたバラスト道床などがあります。

バラスト

道床に敷かれる砕石です。排水や軌道の安定などの役割を持ちます。

スラブ軌道

コンクリート製の板(スラブ)でレールを支える軌道構造です。

分岐器(ポイント)

列車の進路を別の線路へ切り替えるための設備です。

転てつ器

分岐器のレールを動かし、列車の進路を切り替える装置です。

踏切

道路と鉄道線路が同じ平面で交差する場所です。遮断機や警報機などの保安装置が設置される場合があります。

架線

電車へ電力を供給するため、線路上方などに張られた電線です。

第三軌条

線路脇などに設置した導電レールから車両へ電力を供給する方式です。

変電所

電力会社などから受けた電気を、鉄道車両や設備で使用する電圧・方式に変換して供給する施設です。

ホーム(プラットホーム)

乗客が列車へ乗り降りするため、駅に設けられた乗降場所です。

ホームドア

ホームから線路への転落や列車との接触を防ぐため、ホームに設置する可動式の柵・扉です。

信号機

列車の運転に必要な進路や速度などの情報を乗務員へ示す装置です。

閉そく

一定区間に同時に複数の列車が入らないよう、列車の運転を管理する保安方式です。

ATS

自動列車停止装置の略称です。信号冒進などを防止するため、列車の制御を支援する保安装置です。

ATC

自動列車制御装置の略称です。列車速度を監視・制御する保安装置の一種です。

連動装置

信号機や転てつ器などを連動させ、列車の進路を安全に制御する装置です。

軌道回路

レールを電気回路の一部として利用し、列車の在線を検知する設備です。

運行・ダイヤ

列車

運転するために組成された車両のまとまりです。運行番号や列車番号などで管理されます。

ダイヤ(運行図表)

列車の運転時刻や運転順序を示した計画です。一般には時刻表を指して使われることもあります。

時刻表

列車の発着時刻、停車駅などを利用者向けに示す案内です。

ダイヤ改正

列車の運転時刻や運行区間、停車駅などを見直して変更することです。

始発列車

その駅や区間から最初に運転される列車を指す言葉です。文脈によって「始発駅を出る列車」の意味でも使われます。

終電

その日の最終列車を指す日常的な呼び方です。終着駅や路線によって時刻が異なります。

直通運転

異なる路線の列車が、乗り換えなしで相互の路線へ乗り入れて運行することです。

相互直通運転

複数の鉄道事業者の路線が、双方向に列車を乗り入れさせる運行形態です。

乗り入れ

列車が自社線以外の路線へ入り、運行することです。

折り返し運転

列車が終点などで進行方向を変え、反対方向へ運転することです。

列車交換

単線区間などで、対向する列車が駅や交換設備ですれ違うことです。

待避

列車が駅などの側線に入り、後続の優等列車などに進路を譲ることです。

回送

乗客を乗せずに車両を移動させる運転です。車庫への入出庫や運用変更などで行われます。

試運転

車両や設備の状態を確認するために行う列車運転です。

運休

予定されていた列車の運転を取りやめることです。

遅延

列車が予定時刻より遅れて運行することです。原因や影響範囲は状況によって異なります。

運転見合わせ

安全確認や設備故障などのため、列車の運転を一時的に停止することです。

輸送障害

事故、災害、設備故障などで列車の運行に支障が生じることです。

運転整理

列車の遅延や運休などが発生した際、運転順序や運転区間などを調整して運行を整えることです。

駅・列車の種類・きっぷ

駅

列車の乗降、待避、運転取扱いなどを行う施設です。駅ごとに設備や役割が異なります。

停車駅

列車が乗客の乗降などのために停車する駅です。列車種別や列車ごとに異なります。

通過駅

列車が停車せずに通り過ぎる駅です。

普通列車

多くの駅に停車する列車種別の呼び方です。停車駅の定義は鉄道会社や路線によって異なります。

快速列車

普通列車より停車駅を少なくするなど、速達性を高めた列車種別です。停車駅は路線ごとに異なります。

急行・特急

速達性を重視した列車種別です。特急料金などの要否は会社や列車、区間によって異なります。

新幹線

日本の高速鉄道システムと、その路線・列車の呼び方です。

在来線

新幹線に対して、それ以外の従来の鉄道路線を指す呼び方です。

地下鉄

都市部などで地下を走行する区間を持つ鉄道です。地上区間を含む路線もあります。

路面電車

道路上または道路と近接した専用軌道などを走る電車です。

モノレール

一本の軌条を走行桁として利用する交通システムです。跨座式や懸垂式などがあります。

新交通システム

案内軌条式など、一般的な鉄道と異なる方式を含む交通システムの総称です。方式や運転形態は路線により異なります。

乗車券

鉄道に乗車するための基本的なきっぷです。区間や有効条件は券面・規則を確認します。

特急券

特急列車などを利用する際に必要となる料金券です。乗車券と別に必要な場合があります。

指定席

乗車する列車・座席があらかじめ指定された座席です。

自由席

指定席券なしで利用する座席区分です。設置の有無や利用条件は列車によって異なります。

乗換

駅で別の列車や路線へ移ることです。ホームや改札の位置、乗換時間は駅により異なります。

IC乗車券

ICカードや対応端末を使って、乗車券の購入・改札通過などを行う仕組みです。利用可能なエリアやサービスはカードごとに異なります。

入場券

駅構内へ入るための券です。列車に乗るための乗車券とは用途が異なります。

改札

乗車券の確認や駅構内への入出場を管理する場所・設備です。


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最終更新日:2026年9月