腕時計 用語集


腕時計の購入や使い方を調べていると、機械式・クオーツ、防水、クロノグラフなどの用語が登場します。このページでは、時計の仕組みから機能、素材、メンテナンスまで基本用語をまとめました。

このページについて
機能や性能の名称、操作方法はメーカーやモデルによって異なります。特に防水表示は、数値だけから潜水可能な水深を判断できません。水濡れを伴う使用や調整・保守を行う前に、時計の取扱説明書をご確認ください。

目次

ムーブメント・駆動方式

ムーブメント

時計を動かし、針や表示を進める機構です。大きく機械式、クオーツ式などに分けられます。

機械式時計

ゼンマイがほどける力で歯車を動かす時計です。手巻き式と自動巻き式があります。

手巻き

りゅうずを回してゼンマイを巻き上げる方式です。巻き上げ回数や操作方法は時計の説明書に従います。

自動巻き

腕の動きなどで内部のローターを回し、ゼンマイを巻き上げる機械式時計です。モデルによって手巻き機能の有無が異なります。

クオーツ

水晶振動子の振動を基準に時刻を制御する方式です。一般に電池や充電可能な電源を使います。

ソーラー

光を受けて発電し、二次電池などに蓄えて時計を動かす方式です。充電方法や必要な光量は機種により異なります。

電波時計

標準電波を受信して時刻やカレンダーを自動修正する時計です。受信環境によっては電波を受信できないことがあります。

GPS衛星電波時計

GPS衛星からの電波を受信して時刻や位置情報を取得する機能を持つ時計です。受信できる場所や条件は機種によります。

スマートウォッチ

通知、健康管理、アプリなどの機能を備えた腕時計型の電子機器です。機能やスマートフォンとの連携条件は製品により異なります。

パワーリザーブ

機械式時計を十分に巻き上げた状態から、動き続ける時間の目安です。

精度

時計の進みや遅れの度合いです。日差や月差などで示され、使用環境や姿勢、温度などの影響を受ける場合があります。

日差・月差

時計が1日または1か月で進み・遅れする量を示す表現です。メーカーの公称精度や測定条件を確認します。

テンプ

機械式時計で規則的に往復運動し、時間を刻む調速機構の一部です。

脱進機

ゼンマイの力を一定間隔で歯車へ伝え、時計の進み方を制御する機構です。

ローター

自動巻き時計の内部で回転し、その動きを巻き上げに利用する錘です。

文字盤・ケース・ベルト

文字盤(ダイヤル)

時刻表示や目盛り、インデックスなどを配置する盤面です。デザインや表示内容は時計によって異なります。

インデックス

文字盤上で時刻を示す目盛りや数字、記号です。

針

時刻や計測値を指し示す部品です。時針、分針、秒針などがあります。

時針・分針・秒針

それぞれ時、分、秒を示す針です。秒針がないモデルや、別の表示方式の時計もあります。

ケース

ムーブメントや文字盤などを収める時計本体の外装です。素材や形状、防水性能はモデルごとに異なります。

ケース径

ケースの横幅を示す寸法です。測る位置やリューズを含めるかどうかはメーカーの表示を確認します。

ラグ

ケースから突き出し、ベルトやブレスレットを取り付ける部分です。

ラグ幅

ベルトを取り付けるラグ間の幅です。交換ベルトを選ぶ際に確認します。

りゅうず(リューズ)

時刻や日付の調整、ゼンマイの巻き上げなどに使う突起状の部品です。操作方法は時計によって異なります。

ねじ込み式りゅうず

ねじでケースに固定するりゅうずです。使用時は説明書に従って確実に操作します。

裏ぶた

ケースの裏側を閉じる部品です。ねじ込み式やはめ込み式などがあります。

風防

文字盤を覆う透明な部品です。ガラスや樹脂などが使われます。

サファイアガラス

人工サファイアを用いた風防素材です。傷が付きにくい性質がありますが、衝撃などで破損する可能性はあります。

ミネラルガラス

時計の風防などに使われるガラス素材の一種です。加工や強度は製品により異なります。

アクリル風防

アクリル樹脂などを使った風防です。軽く、傷が付いた場合に磨いて整えられる製品もあります。

ブレスレット

金属製の連結部品で構成された時計用バンドです。

ストラップ

革、布、樹脂などで作られた時計用バンドです。

尾錠

ベルトの穴に留める、一般的なバックル式の留め具です。

三つ折れバックル

金属ブレスレットやベルトを折りたたんで留めるバックルの一種です。

クラスプ

ブレスレットやベルトを手首に固定する留め具の総称です。

機能・表示

クロノグラフ

時刻表示に加え、経過時間を計測するストップウオッチ機能を備えた時計、またはその機能です。

クロノグラフ積算計

クロノグラフで計測した秒・分・時などを表示する小さな文字盤や目盛りです。

タキメーター

一定距離を移動するのにかかった時間などから、平均速度を換算するための目盛りです。

カレンダー

日付、曜日、月などを表示する機能です。表示内容や自動修正機能はモデルにより異なります。

デイデイト

日付と曜日を表示する機能、またはその表示窓を指します。

ムーンフェイズ

月の満ち欠けの目安を文字盤に表示する機能です。

GMT機能

基準時刻と別の地域の時刻など、複数の時間帯を表示する機能です。機種によって操作方法は異なります。

ワールドタイム

世界の複数の都市や時間帯の時刻を確認する機能です。都市名や設定方法は機種ごとに異なります。

アラーム

設定した時刻に音や振動などで知らせる機能です。

パーペチュアルカレンダー

うるう年や月の日数の違いを考慮し、長期間カレンダーを表示する複雑機構です。調整方法はモデルにより異なります。

パワーリザーブ表示

機械式時計のゼンマイの巻き上げ残量の目安を表示する機能です。

逆回転防止ベゼル

一方向にのみ回転するベゼルです。ダイバーズウオッチなどで経過時間の管理に用いられます。

回転ベゼル

ケース外周のベゼルを回して時間や数値を測る目盛りです。機能や回転方向はモデルによって異なります。

夜光

暗い場所で針やインデックスを見やすくするための発光塗料や部材です。発光の強さや持続時間は製品によります。

素材・仕上げ

ステンレススチール

耐食性を高めた鋼材で、ケースやブレスレットに広く使われる素材です。合金の種類や仕上げは製品ごとに異なります。

チタン

軽量で耐食性のある金属素材です。時計ではケースやブレスレットなどに使われます。

セラミックス

硬度や耐傷性に優れた素材として時計のケースやベゼルなどに使われます。強い衝撃で欠ける場合があります。

ゴールド

ケースや装飾に使われる金素材です。無垢材、合金、コーティングなど仕様の違いがあります。

PVDコーティング

真空中で材料を蒸着させる表面処理の一種です。色や耐久性は基材や処理条件により異なります。

サテン仕上げ

金属表面に細かな筋目を付け、光の反射を抑えた仕上げです。

ポリッシュ仕上げ

金属表面を磨いて光沢を出す仕上げです。鏡面仕上げとも呼ばれます。

文字盤カラー

文字盤の色を指します。光の当たり方や仕上げによって見え方が変わります。

防水・耐磁・性能表示

防水性能

時計が水の侵入にどの程度耐えられるかを示す性能です。表示の数値だけで使用可能な水深や用途を判断せず、メーカーの説明書を確認します。

気圧防水

時計の防水性能を気圧単位で示す表示です。試験条件の数値であり、表示値の水深までそのまま潜れるという意味ではありません。

日常生活防水

汗や洗顔時の水滴など、日常生活の軽い水濡れを想定した防水表示です。使用可能な範囲は機種の説明書で確認します。

ダイバーズウオッチ

潜水時の使用を想定した規格・性能を備える時計です。潜水用途では表示や取扱説明書の条件を必ず確認します。

耐磁

磁気の影響を受けにくくする性能です。耐磁性能の基準や数値は時計によって異なります。

耐衝撃

衝撃による故障や精度への影響を抑える設計・性能を表す言葉です。どのような衝撃にも耐えるという意味ではありません。

精度表示

時計の進み・遅れの目安を示す仕様です。測定条件や使用環境によって実際の値は変動します。

クロノメーター

所定の試験機関による精度検査を通過した時計やムーブメントを示す認定呼称です。認定制度により基準が異なります。

スクリューバック

裏ぶたをねじ込んで固定する構造です。開閉には専用工具を要することがあります。

防水パッキン

ケースやりゅうずなどの隙間を密閉するために使われる部品です。経年や使用状況で劣化するため、必要に応じて点検します。

使い方・メンテナンス

オーバーホール

時計を分解・点検し、洗浄や注油、必要部品の交換などを行う整備です。実施時期や内容は機構と使用状況で異なります。

電池交換

クオーツ時計などの電源電池を交換する作業です。防水性能の点検が必要な場合があるため、メーカーや修理店に相談します。

磁気帯び

時計が磁気の影響を受け、進み遅れなどの不具合が生じる状態です。強い磁気を発する機器への近づけすぎを避けます。

時刻合わせ

針やデジタル表示を正しい時刻に設定することです。日付変更時間帯など、機種ごとの操作上の注意を確認します。

日付早送り禁止時間帯

日付表示を切り替える機構が動作している時間帯です。この間に日付を早送りすると故障するおそれがあるため、説明書を確認します。

保管

時計を使わないときに置いておくことです。高温多湿、磁気、直射日光、強い振動を避け、メーカーの案内に従います。

防水検査

時計のケースやパッキンなどが所定の防水性能を保っているか確認する検査です。実施内容や判定条件は修理店や機種によって異なります。

ベルト調整

ブレスレットのコマを外すなどして長さを調整する作業です。工具や構造に応じて販売店・修理店への依頼を検討します。

ベルト交換

時計本体から古いベルトを外し、新しいものに取り替えることです。ラグ幅、取り付け方式、ケース形状との適合を確認します。

精度調整

時計の進み・遅れを測定し、必要に応じて調整する整備です。機械式・クオーツ式で方法は異なります。


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最終更新日:2026年9月