ハンドドリップコーヒーの始め方
道具をそろえ、豆とお湯の量を決めて、まず一杯を淹れてみましょう。最初は手順をシンプルにして、味を見ながら少しずつ調整するのが続けやすい方法です。
このページでは、1杯分の基本レシピと湯量計算、味を調整するときの考え方を紹介します。
必要な道具
- ドリッパー:ペーパーフィルターをセットしてお湯を通す器具。形によって抽出の流れが異なります。
- ペーパーフィルター:ドリッパーの形とサイズに合うものを選びます。
- コーヒー豆・ミル:粉でも始められますが、淹れる直前に挽くと香りを感じやすくなります。
- 細口ケトル:湯量を調節して注ぎやすくします。普通のケトルでも少量ずつ注げば始められます。
- スケールとタイマー:豆・お湯・時間をそろえると、味の違いを比べやすくなります。
- サーバーまたはマグカップ:抽出したコーヒーを受けます。
最初から専用器具をすべてそろえる必要はありません。ドリッパー、フィルター、コーヒー、注ぐ道具から始められます。
まず試す基本レシピ
目安:コーヒー豆 15g / お湯 240g(約240ml)
- ドリッパーにフィルターをセットします。紙のにおいが気になる場合や器具を温めたい場合は、湯通ししてそのお湯を捨てます。
- 豆を中挽き程度にし、粉をフィルターに入れて表面をならします。挽き目はミルやドリッパーに合わせて調整します。
- 粉全体が湿るくらいのお湯を注ぎ、約30秒蒸らします。15gの豆なら、まず30〜40gほどのお湯が目安です。
- 中心から外側へ、小さな円を描くように数回に分けて注ぎます。粉の壁を崩しすぎないようにしながら、合計240gまで注ぎます。
- お湯が落ち切ったらドリッパーを外します。抽出時間は器具や挽き目で変わりますが、まずは全体で2分半〜3分程度を出発点にします。
湯温は90〜94℃程度から試せます。沸騰直後のお湯を少し置く方法でも構いません。豆の焙煎度や好みによって適した条件は変わるため、ひとつの正解に固定せず、同じ豆で比べてみましょう。
豆とお湯の比率を決める
最初はコーヒー豆15gに対して、お湯240g(約240ml)を目安にできます。豆とお湯の比率はおよそ1:16です。たとえば豆10gならお湯160g、豆20gならお湯320gが同じ比率の分量になります。
濃さを変えたいときは、豆の量を基準にお湯を少し増減します。比率はレシピの出発点であり、豆の焙煎度や挽き目、ドリッパー、好みによって調整できます。粉に注いだ水のすべてがカップに落ちるわけではないため、できあがりの量は注いだ湯量より少なくなります。
毎回の味を比べたい場合は、豆の量とお湯の量をスケールで測ると条件をそろえやすくなります。
味が好みと違うときの調整
| 感じたこと | 次に試す調整 |
|---|---|
| 酸味が強い・薄く感じる | 挽き目を少し細かくする、湯温を少し上げる、または湯量を少なめにする方法を一つずつ試します。 |
| 苦い・渋い・重たく感じる | 挽き目を少し粗くする、湯温を少し下げる、または注ぎ方や抽出時間を見直します。 |
| 味が濃すぎる・軽すぎる | 豆と湯の比率を調整します。濃く感じるなら湯量を増やし、軽く感じるなら湯量を減らす方向から試します。 |
| 毎回味が変わる | 豆の量、湯量、挽き目、注ぎ方を一度に変えず、まず豆と湯の量をスケールでそろえます。 |
味の感じ方は豆の種類や焙煎度、好みによって異なります。一度に複数の条件を変えると原因が分かりにくくなるため、少しずつ試すのがおすすめです。
コーヒー豆の種類や器具については、コーヒー豆の種類と味の一覧、コーヒー器具 用語集もご覧ください。